2023年大河ドラマ「どうする家康」の舞台のひとつに浜松市が取り上げられることから、本学浜松キャンパス経営学部経営学科村瀬慶紀ゼミナール（観光学専門）では、これまで若年層の観光客や地域住民の方々に関心を持っていただくために、さまざまな産学連携活動を展開し、下記の通り商品が完成いたしました。

商品名：あたしのサコッシュ

１．ネーミングと商品の特徴：
　遠州織物・草木染めで使用される5つの自然由来の素材を生かして、外側は、好きな缶バッジやピアスを付けられるようにシンプルなデザインにしましたが、そのままでもオシャレに使いこなせるよう光沢があり伸縮性も高い丈夫な生地を用いました。さらに、ショルダーの紐を簡単に交換したり、自分でオリジナルなものに加工し、使える意味を込めて「あたしのサコッシュ」とネーミングいたしました。
内側の生地は、徳川家の家紋を入れており、葵紋と浜松城をデザインし織り上げた生地を使うことで、大河ドラマにちなんだ商品となっております。
　パッケージのデザインは、本学学生が毛筆で商品名を記し、ファブリック鈴忠と本学のコラボレーション感を演出しています。商品の中には、本学学生がそれぞれ一押しの浜松市の観光スポットが記されたカード（全５種類）を封入しており、観光客にも楽しんでいただけるように工夫をしています。

２．カラーバリエーション（全５種類）：
①ログウッド（紫色）：ナポレオンのコートやネルソン提督のジャケットにも用いられたログウッドの染料を使
用したカラーを染料に使用したオリジナルの限定カラーです。
②アオサ：浜名湖の海藻アオサを用いて染めたカラーであり、浜名湖で大量発生し廃棄されているアオサのから、ファブリック鈴忠で独自開発した新色「アオサ ライト グリーン」を取り入れました。
③竹：徳川家康公の幼名・竹千代にちなんだカラーであり、古刹　湖北五山のひとつである宝林寺（静岡県浜松市北区細江町：国指定重要文化財）の竹を用いたカラーです。
④シダ：シダの葉を用いており、徳川家康公の象徴である歯朶具足にちなんだカラーです。
⑤龍潭寺：２０１７年大河ドラマ「おんな城主直虎」で登場した、直虎に育てられた徳川四天王の一人である井伊直政の菩提寺である庭園の草木を組み合わせたオリジナルカラーの龍潭寺染めです。

3.　販売開始時期と販売場所：
10月26日　（水）より　各色10個ずつ　「鈴忠ぎゃらりー和楽」にて先行販売
＊在庫がない場合は、受注生産となりますので、お時間を頂戴いたします（7日～10日程度）。
＜販売の問い合わせ先＞
〒431-3112 浜松市東区大島町634
TEL/FAX：053-434-4346 携帯：080-8251-1387

４． 価　　格：　2,500円（税込）


＜参考＞：工房及び大学の概要紹介
□ファブリック鈴忠
昭和45年織布開業　平成24年より草木染め工房開設。井伊直虎の菩提寺庭園のサツキを染料としたサツキ染め、平安から江戸へと歴史を重ねて来た浜名湖北部に甍を輝かせる古刹　湖北五山「龍潭寺　方広寺　宝林寺　摩訶耶寺　大福寺」の草木を用いた染料、浜名湖の海藻アオサを用いた染料（アオサライトグリーン）などを開発している。自然環境に優しい草木染めをモットーに、時にはお客様の自宅庭の草木で染めたり、セカンドライフ事業に取り組んでいる。　
メディア（新聞　冊子　テレビ　FM）に多数取り上げられ、クリエーターとコラボレーションも行っている。

□常葉大学経営学部
経営学全般にわたる基礎理論をしっかりと身につけた新たなリーダーの育成を本学部の使命としています。経営の仕組みを「経営」「会計」「情報」「経済」の4つの視点から深め、ビジネスシーンに対応できる力を磨きます。県庁所在地の商業都市として発展した静岡市の静岡草薙キャンパス、ものづくりのまちとして発展し続けた浜松市の浜松キャンパスの２キャンパス体制で教育研究活動を展開しております。それぞれが地域の特性を活かし、伝統的な学科の強みとして力を入れてきた専門科目を入学時にキャンパスを選んで学ぶことができます。また、共同研究などの学術交流も活発に行っています。
　村瀬ゼミナールでは、浜松キャンパスの学生で活動しており、これまで観光経営論の視点から、天竜浜名湖鉄道イベントツアー、2020東京パラアスリートの方々に浜松市の魅力を音で紹介する動画製作等を行ってまいりました。

※本事業は浜松商工会議所新商品開発プロジェクトを活用して、商品化を進めてまいりました。
※本プロジェクトは、令和４年度、本学で実施している「とこは未来塾 –TU can Project」に採択された事業です。

【お問い合わせ】
　浜松キャンパス経営学部担当教員　村瀬　慶紀
　TEL：053（428）6731（直通）E-mail：ymurase@hm.tokoha-u.ac.jp